会議のあと、議事録作成に時間を取られていませんか?
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「会議が終わった直後は内容を覚えているのに、いざ議事録にまとめようとすると時間がかかってしまう」——そんな悩みを抱えている会社員の方は多いのではないでしょうか。特に1時間を超える会議になると、録音を聞き返しながら要点を整理するだけで小一時間かかってしまうこともあります。
生成AI(人が書いたような自然な文章や要約を自動で作り出すAIの総称。ChatGPTやClaudeが代表例です)を使えば、こうした「要約・議事録作成」の作業時間を大きく圧縮できます。この記事では、Anthropic社のAIチャットサービス「Claude」を使って、資料の要約や議事録を効率よく作る方法を、初めての方にも分かりやすく解説します。議事録作成に慣れていない方でも、プロンプトの型さえ覚えてしまえば、次の会議からすぐに実践できる内容になっています。
Claudeで資料要約・議事録を作る基本の流れ
Claudeで議事録を作成する場合、基本的な流れは次の3ステップです。
①文字起こしテキストを用意する
会議の録音データがある場合は、まず文字起こし(音声をテキストに変換すること)を行います。Zoomなど会議ツールの自動文字起こし機能や、専用の文字起こしアプリを使うのが手軽です。手元にメモしかない場合は、そのメモをそのままClaudeに読み込ませても構いません。
②Claudeに要約・整理してもらう
文字起こしテキストやメモをClaudeの入力欄に貼り付け、「議事録形式でまとめてください」といった指示(これを「プロンプト」と呼びます。AIに対する指示文のことです)を送ります。長い会議のテキストでも、要点を抜き出して整理してくれるのがAIの強みです。
③出力内容を人の目で確認・修正する
AIの出力はあくまで下書きです。固有名詞の誤変換や、ニュアンスのズレがないかを必ず人が確認してから、社内共有・関係者への送付を行いましょう。
そのまま使えるプロンプト例
【画像:②】
以下は、会議の文字起こしテキストを議事録形式にまとめてもらう際のプロンプト例です。文字起こしテキストの部分に実際の会議内容を貼り付けて使ってください。
あなたは優秀な議事録作成アシスタントです。
以下の会議の文字起こしテキストを読み、次の4つの項目に分けて整理してください。
1. 議事録本文(話し合われたテーマごとに要点を箇条書き)
2. 決定事項
3. 行動アイテム(担当者・期限が分かる場合は明記、不明な場合は「未定」と記載)
4. 次回までの確認事項
文字起こしテキスト:
(ここに文字起こしテキストを貼り付け)
このように出力してほしい項目を具体的に指定することで、Claudeが整理しやすくなり、毎回バラバラのフォーマットになるのを防げます。社内で議事録フォーマットが決まっている場合は、そのフォーマットの項目名をプロンプトに書き加えるとさらに使いやすくなります。
資料要約に使う場合のポイント
会議の議事録だけでなく、長い企画書やレポートを短時間で把握したいときにもClaudeは活用できます。「この資料を3行で要約してください」「専門用語を避けて、新入社員にも分かるように要約してください」など、要約の粒度や読み手を指定すると、目的に合った要約が得られやすくなります。長文の資料をまとめて読み込ませる場合は、一度に貼り付けられる文字量に上限があるプランもあるため、資料が非常に長いときは章ごとに分けて要約させる方法も有効です。
会議の種類によってプロンプトを使い分ける
定例のチーム会議と、社外との商談・打ち合わせでは、議事録に求められる粒度が異なります。定例会議では「決定事項」「次回までの確認事項」を簡潔にまとめれば十分なことが多い一方、商談の議事録では「先方の発言内容」「懸念点」まで細かく残しておきたい場面もあります。プロンプトの冒頭に「これは社外との商談の議事録です。先方の発言は要約せず、できるだけそのまま残してください」のように会議の性質を書き添えておくと、より実用的な出力になります。
過去の議事録フォーマットを覚えさせる
毎回同じ形式で議事録を作りたい場合は、過去に自分で作成した議事録のサンプルを一つプロンプトに添えて、「今後はこのフォーマットに沿ってまとめてください」と伝える方法も有効です。項目名や見出しの付け方をAIに参考にしてもらうことで、社内で使い慣れたフォーマットに近い形の議事録を得やすくなります。
使うときの注意点
便利な一方で、押さえておきたい注意点もあります。
誤りが含まれる可能性がある
生成AIは文章として自然でも、事実と異なる内容を出力してしまうことがあります(これを「ハルシネーション」と呼びます)。特に数字や固有名詞、決定事項の内容は、必ず元の資料・録音と照らし合わせて確認してください。
機密情報の扱いに注意する
社外秘の会議内容や個人情報を含む資料をAIサービスに入力する際は、自社の情報セキュリティ規程やAIツールの利用ルールを確認してから行いましょう。取り扱いに不安がある場合は、情報システム部門などに事前に相談することをおすすめします。
最終的な責任は人が持つ
AIが作成した議事録・要約は、あくまで作業を助けてくれる「下書き」です。関係者に共有する前に、必ず内容の責任者が最終確認を行う体制にしておくと安心です。特に決定事項や数値目標など、後々の判断材料になる部分は、担当者本人がダブルチェックする運用ルールを決めておくとトラブルを防ぎやすくなります。
まとめ
Claudeを使った資料要約・議事録作成は、「文字起こしを用意する」「整理してほしい項目を具体的に指示する」「最後は人が確認する」という3つのポイントを押さえれば、初めての方でも今日から取り入れられます。毎回の会議で同じプロンプトを使い回せば、議事録作成の時間を大きく短縮できるはずです。まずは直近の会議ひとつから、試してみてはいかがでしょうか。
このブログでは、生成AIをビジネスで活用するための情報を今後も発信していきます。他の関連記事もあわせて読んでみてください。
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