資料作成をAIで時短|ChatGPT・Claudeで効率化する方法

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「明日の会議までにプレゼン資料を作らないといけないのに、まだ構成すら決まっていない」——そんな経験はありませんか。スライドの骨子を考え、文章を練り、デザインを整える。この一連の作業には想像以上に時間がかかります。特に会社員や個人事業主の方にとって、資料作成は本来の業務や商談準備の時間を圧迫する大きな負担になりがちです。

そんな悩みを軽くしてくれるのが、ChatGPTやClaudeといった生成AI(文章や画像などを自動で作り出すAIの総称です)です。この記事では、AI初心者の方でも今日から実践できる、プレゼン資料作成の効率化方法を具体的な手順とプロンプト例(AIへの指示文)付きでご紹介します。

ChatGPTとClaude、資料作成にはそれぞれ得意分野がある

まず押さえておきたいのが、ChatGPTとClaudeでは資料作成における得意分野が少し異なるという点です。どちらか一方が万能というわけではなく、使い分けることで効率がさらに上がります。

ChatGPT:構成案とスライドテキストの生成が得意

ChatGPTは、プレゼンのテーマを伝えるだけで章立てや各スライドの見出し・本文案を素早く出してくれます。会話形式で「もっと簡潔に」「この部分を具体例つきにして」といった修正指示を重ねながら、内容をブラッシュアップしていけるのが特徴です。ファイルをアップロードして、既存の資料をベースに構成を練り直すことも可能です。

Claude:文章の要約や骨子づくりが得意

Claudeは長文の資料やメモを読み込ませて要点を整理させる作業に強みがあります。会議の議事録や過去の企画書をもとに、新しいプレゼンの骨子(全体の構成の土台)をまとめさせるような使い方に向いています。

なお、どちらのツールも「パワーポイントファイルをそのまま自動生成する」標準機能は持っていません(Claudeには、外部のコード実行環境と組み合わせてファイルを生成する応用的な使い方もありますが、初心者の方はまず構成案・テキスト生成から慣れることをおすすめします)。スライドのデザイン自体は、PowerPointやGoogleスライド、Canvaなど別のツールで仕上げる、という役割分担で考えるとつまずきにくいです。

実践:AIでプレゼン資料の骨子を作る3ステップ

ここからは、実際にAIを使ってプレゼン資料の骨子を作る手順を紹介します。

ステップ1:目的とターゲットを明確に伝える

「プレゼン資料を作って」とだけ伝えても、AIは的確な提案をしてくれません。「誰に」「何のために」「どのくらいの時間で」話す資料なのかを最初に伝えることが、質の高い出力を得る一番のコツです。

ステップ2:構成案を出してもらい、対話しながら調整する

以下は、実際にそのままコピーして使えるプロンプト例です。

あなたはビジネス資料作成のアドバイザーです。
以下の条件でプレゼン資料の構成案を作成してください。

【テーマ】新サービスの社内提案
【対象者】経営層3名(意思決定者)
【発表時間】10分
【目的】サービス導入の承認を得ること

出力形式:
1. 全体の章立て(5〜7項目)
2. 各章のスライドタイトル案
3. 各スライドで伝えるべき要点(箇条書き2〜3個)

専門用語を使う場合は、簡単な補足説明も添えてください。

出力された構成案に対して「3章をもっと数字で説得力を出したい」「導入部分をもう少し短く」など、対話を重ねながら調整していきましょう。一度で完璧な資料を目指すのではなく、AIとのやり取りを重ねて磨き上げていくのがコツです。

ステップ3:出てきた文章を自分の言葉に整える

AIが出した文章をそのままスライドに貼り付けるのではなく、自社の状況や自分の話し方に合わせて言い回しを調整しましょう。次の項目で触れますが、事実関係の確認もこのタイミングで必ず行ってください。

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注意点:AIで資料作成をする際に気をつけたいこと

便利な一方で、いくつか注意しておきたい点があります。

  • 事実確認は必ず自分で行う:生成AIは、もっともらしい誤った情報(ハルシネーションと呼ばれます)を出力することがあります。統計データや固有名詞、数値などは必ず一次情報で裏付けを取ってから資料に反映してください。
  • 社外秘・個人情報は入力しない:無料版のツールを中心に、入力した内容がAIの学習に利用される場合があります。顧客情報や未公開の経営情報などは、入力前に会社のルールを確認しましょう。
  • 著作権・デザインの流用に注意:AIが生成した文章や構成であっても、既存の資料をそのまま模倣するような使い方は避け、自社オリジナルの内容に落とし込むことを意識してください。

さらに時短するための小さな工夫

基本の3ステップに慣れてきたら、以下のような工夫を取り入れると、資料作成の負担をもう一段軽くできます。

過去の資料をたたき台として読み込ませる

ゼロから構成を考えるのではなく、過去に作った似たテーマの資料や議事録をAIに読み込ませ、「このフォーマットを踏襲しつつ、今回のテーマに合わせて内容を差し替えてください」と依頼する方法です。ゼロベースで発想させるより、方向性がぶれにくくなります。

想定される質問への回答も一緒に用意させる

プレゼン本番では、資料に書いていない部分を質問されることがよくあります。構成案が固まった段階で「このプレゼン内容に対して、経営層から出そうな質問を5つ想定し、それぞれの回答の方向性も考えてください」と追加で依頼しておくと、質疑応答の準備時間も短縮できます。

無料版と有料版、まずは無料版で試す

ChatGPT・Claudeともに無料版でも構成案作成やテキスト生成は十分に行えます。まずは無料版で自分の業務にどの程度役立つかを確かめ、利用頻度や必要な機能(長文の処理量、応答速度など)に応じて有料プランへの切り替えを検討するとよいでしょう。

まとめ

プレゼン資料作成におけるAI活用は、「全部お任せ」ではなく「構成づくりの壁打ち相手」として使うのが、初心者の方にとって現実的で効果的な取り入れ方です。ChatGPTとClaude、それぞれの得意分野を理解した上で、まずは今回紹介したプロンプト例を自分の業務に合わせて書き換えて試してみてください。

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